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PLT『木と学ぼう』日本事務局ニュース 20221120

Project Learning Tree Japan/ERIC NEWS 826 ----------------------------------------------

PLT『木と学ぼう』日本事務局ニュース 20221120

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今号の内容
■PLT2021ガイド学習会:12月3日
■2022年度主催研修日程
■交流アイデア・ボックス(COP27関連情報、ほか)
■米国PLTニュース(「健康と地球のためのつながり」の、ほか)
■PLTファシリテーターの皆様へ(『ケーガン協同学習入門』の紹介)
■PLT講習会情報(東京)
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■□ PLT2021ガイド学習会 □■

2021年4月8日にリリースされたPLT2021ガイドの勉強会は現在、第一土曜9:00~ZOOMでの定例会として継続しています。次回は12月3日。

参加方法:
以下のURLから、どなたでもご参加いただけます。
トピック: PLT定例会
時間: こちらは定期的ミーティングです。毎月第一土曜日、9時から一時間程度。
Zoomミーティングに参加する
https://us04web.zoom.us/j/75102007985?pwd=a3cwZ0NhVEdlUWlOaEtVdllMUjBzUT09
ミーティングID: 751 0200 7985
パスコード: nwE6DX

【いままでの活動】
新しいガイドの特徴などは以下を参照してください。https://ericweblog.exblog.jp/240919124/
10回の連続学習会の成果は以下のとおりです。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました!

・目次、前書き、付録の翻訳、表紙をつけて20ページ。
・アクティビティの翻訳、レイアウト版五本。それぞれ8ページ程度。
   ・「一本の木」 かくた
   ・「そとへ出よう」 加藤
   ・「すべての人に環境正義を」  福田
   ・予定として「Water Wonder」(梅村)、「What’s in a Label?」(かくた)

また、このうち、前書きから付録までは、「ガイドブックforPLT2021ガイド」として、オープンソースにしています。

■ガイド for PLT2021ガイド「exploring your Environment」
https://drive.google.com/file/d/1ouinsOo6uEAdft1ge2m_m_uvb2QVhuyH/view?usp=sharing

■□ 2022年度の主催研修の日程 □■

2022年度の主催研修の日程です。
申込は以下から。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfCwrZxu0NEhmJINrbtxX7knhM_eqIX3Qahd--mdkvgyowGlw/viewform

前期 【テーマ: ESDイシューズについて学ぼう!】
3つのテーマから課題に気づき、問題解決に取り組む
国際理解  2022年6月25-26日
環境2022年7月30-31日
人権2022年9月24-25日
後期 【スキル: ESDコンピテンシーを育てる!】
3つのキー・コンピテンシーで問題解決の力を高める
わたし2022年10月29-30日
あなた2022年11月26-27日
みんな2023年 1月28-29日

TEST教育力向上講座は2023年3月末開催予定です。
【教育力向上講座=一年のふりかえりと次年度に向けた心がけ=】
2023年3月 TEST Teachers and Trainers Effective Skills Training

対面式、オンライン、その混合、いずれの方法でも、オンデマンドで少人数でも開催致しますので、以上の日程にかかわらず、ご相談ください。

■割引制度、ご活用ください。
 2021年度も引き続き、ERIC Next、新事務所での開催については「リピーター割引」「学びの共同体割引」を設けます。これまでERICの主催研修を受講したことのある方は参加費を半額の1万円。リピーターの方を含む複数人の方3人まで、3万円。宿泊も三人の方まで対応可能です! ご相談ください。

■オンライン参加の場合は、参加費は一日5000円です。

■一泊二日の12時間研修、その他6時間研修などをグループのために行うことも可能です。ご検討ください。


■□ 交流アイデア・ボックス □■
(このコーナーではERICに届いたニュースや交流からお届けします)

(1)COP27関連情報
国連気候変動枠組条約第27回締約国会議(COP27)が11月6~18日、エジプトのシャルム・エル・シェイクで開催されました。
*国立環境研究所気候変動適応センター・気候変動適応情報プラットフォーム「COP27 気候変動適応特集!」
https://adaptation-platform.nies.go.jp/climate_change_adapt/cop/index.html
気候変動適応に関する情報のプラットフォーム。そもそもCOPとは何というところから解説しています。

*気候ネットワーク「COP27/ CMP17 / CMA4 シャルム・エル・シェイク会議(2022/11/6~)」
https://www.kikonet.org/international/unfccc/cop27/
気候ネットワークは継続して気候変動枠組み条約締約国会議に参加している日本のNGO。COP27会議に参加してのニュースを配信しています。

*経団連カーボンニュートラル行動計画
2050年カーボンニュートラルに向けたビジョンと2022年度フォローアップ結果 総括編(2021年度実績)[速報版](2022年11月7日公表)
https://www.keidanren.or.jp/policy/2022/095.html
大企業中心ではありますが、日本企業の脱炭素社会に向けた行動方針。

(2)文部科学省「第7回国際成人教育会議「マラケシュ行動枠組み(仮訳)」(2022年6月17日)について」
https://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/gnlc/1367840_00001.htm
2022年6月15~17日、モロッコ・マラケシュで開催された第7回国際成人教育会議の、「成人学習及び成人教育の変革力を活かすために」と題する成果文書。
働き方改革もあって、成人学習、成人教育に関する政策が打ち出されつつありますが、国際的な枠組と比較すると、日本の政策は学習者の成長というより産業振興に力点がありそうということがわかります!

(3)都市公園の柔軟な管理運営のあり方に関する検討会 」提言
https://www.mlit.go.jp/report/press/toshi10_hh_000433.htm
2022年10月31日に公表された、国土交通省の都市公園政策情報です。


■□ 米国PLTニュース □■
(このコーナーでは、米国PLTやPLTメーリングリストの情報を紹介します)

(1)PLT’S NEWEST ACTIVITY COLLECTION: CONNECTING FOR HEALTH AND PLANET(新しいテーマコネクションシリーズ「健康と地球のためのつながり」を公表)
https://www.plt.org/news/connecting-for-health-and-planet

2022年8月4日に公開された、PLTのコミュニケーション・ディレクターJennifer Byerlyさんの記事。最新公刊されたテーマベースのアクティビティ コレクション「CONNECTING FOR HEALTH AND PLANET」を紹介しています。

このコレクションには、「木は人間や環境の健康とどのように結びついているか」を学ぶために、8 ~11 歳の生徒の教育者向けの3つの PLT アクティビティが入っています。また、年長の生徒と一緒に作業する場合、アクティビティには、6年生から8年生を扱う教育者向けの年齢に応じた学習のヒントも書かれています。

ダウンロード可能な以下の3つのアクティビティは、Nice-Pak(ウエットワイプのメーカー) の支援を受けて開発されました。
・Get Outside!(外へ行こう!):生徒は、外で働いたり遊んだりすることの身体的および感情的な利点を調査します。
・Poet-Tree(詩人の木):生徒たちは、木についてどのように感じるかを観察しながら、野外の利点を探ります。このアクティビティには、伝統的な知識と感謝の散歩も組み込まれています。
・Helping Hands(手助けしよう):生徒は、地域共有の野外空間を改善するためのプロジェクトを計画し、実行します。

PLT のショップから $5.95 で購入できます。

(2)7 BENEFITS OF USING NATURE AND THE OUTDOORS TO TEACH MATH(自然と野外活動を使って数学を教えることの7つのメリット)
https://www.plt.org/educator-tips/benefits-of-using-nature-to-teach-math
PLT の専門能力開発および教育設計のマネージャーであるAna Leirnerさんの記事。
自然の中には「数学」が存在しています。古代から人類はそれを追及してきました。この記事では、野外の自然で遊びながら数学を教えることのメリットを7つ挙げています。
1.モチベーションの提供
2.数学的思考の向上
3. 問題解決の促進
4. 多様性のサポート
5. STEM スキルの強化
6. 教科横断的な学習の強化および、学校全体の成功
7. 子どもの発達のサポート
 この記事に紹介されている動画「math+nature=fun」(50分強;英語字幕あり)は、Project Learning TreeとCyberchaseが発表した、Green Teacherに登録している教師がホストする仮想ワークショップ。5~8歳の子どもたちが自然について学ぶアクティビティを使用しながら、数学とSTEMのスキル強化を助ける楽しい方法を探っています。
Green Teacherは、ウエブサイトによれば、カナダで登録された慈善団体 (# 124125337 RR 0001) 。学校内外の教育者が若い学習者の環境リテラシーを高めるのを支援する活動を行っています。
https://greenteacher.com/

■□ PLTファシリテーターの皆様へ □■
(このコーナーではERICに登録されたファシリテーターの方へ/からの情報をお届けします)

(1)『ケーガン協同学習入門』の紹介
本書は協同学習の理論家として著名なスペンサー・ケーガンの主著のエッセンスといわれる、ケーガン・ストラクチャ─に関するブックレットの翻訳です。
東京農工大学の佐藤敬一さんが監訳者のひとりとして、出版されました。
PLT指導者養成講習会でも必ず紹介され、指導法として取り入れておられます。
協同学習の4つの原理(互恵的な相互依存、個人の責任が明白である、参加の平等性が確保されている、活動の同時性に配慮されている)や成功の7つの鍵などが学校のクラスでの学習への導入を紹介しながら紹介されています。グループ学習や従来の協同学習の相違点についても説明されています。
おそらく最も読んでもらいたいのは学校教員ではないかと思いますが、参加型ワークショップのファシリテーターも自身の指導方法をふりかえるのに一読してみてはいかがでしょうか。
*スペンサー・ケーガン著、佐藤敬一/関田一彦監訳『ケーガン協同学習入門』大学図書出版、2021年

■□ PLT講習会情報 □■
最新の情報は以下のブログをぜひごらんください。
http://pltjapan.exblog.jp/

まだ正式に開催申込書が事務局に届いていませんが、以下、講習会が予定されています。
■プロジェクトラーニングツリーファシリテーター養成講座(あばれんぼキャンプ体験活動教育アカデミー2022)
*日時:2023年1月23日
*会場:東京農工大学府中キャンパス
*講師:佐藤敬一(東京農工大学)
*対象:大人
*参加費:6,600円(学割5,500円)、テキスト代5,000円
*定員:20名(先着順)
*申込など詳細は以下でご確認ください。
https://www.abarenbo-camp.com/programms/plt%e9%a4%8a%e6%88%90%e8%ac%9b%e5%ba%a72022/

♪editors' note...
8月、9月、10月と大学の成績評価や授業資料作成などの仕事で追われていたため、つのだは日本事務局ニュースの編集や配信をお休みさせていただきました。この間、川崎市の市民館(いわゆる公民館)、図書館に指定管理者制度導入が決定となってしまい、関連の会議傍聴などにも追われておりました。私の代わりに角田尚子さんから、8月には主催研修の報告、9月には「PLTとシステム思考」に関する充実した内容を提供いただきました。ありがとうございました。
ところで最近、気になっている言葉のひとつは「デジタル・シティズンシップ」です。デジタル・シティズンシップについては以下の記事を参考にしています。
*坂本旬「デジタル・シティズンシップとは何か」
https://note.com/junsakamoto/n/n7847cbdae8d7
各地の学校教育で進んでいるGIGA構想は、このデジタル・シティズンシップを学ぶことにつながっているのでしょうか。学校教員はどのような研修を受けているのでしょうか。どなかたご存じでしたら、教えていただけるとうれしいです。(つのだ)
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PLT(Project Learning Tree:木と学ぼう)は森林環境について学ぶのではなく、木を
通して学ぶ、包括的な先進的環境教育プログラムです。
詳しく知りたい方はこちら。
        ⇒http://www.eric-next.org/PLT.html
環境教育の人材育成事業を行っている団体として、環境省のHPに掲載されています。
        ⇒ http://eco.env.go.jp/reg/detail/b1.html
【PLTはこちら】http://eco.env.go.jp/reg/detail/de_9.html
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(特定非営利活動法人)国際理解教育センター
ERIC:International Education Resource & Innovation Center  
〒 112-0011 東京都文京区千石4-42-2
  tel: 03-6304-1991fax: 03-6304-1992
  ホームページ http://www.eric-next.org/
  Eメール  eric@eric-next.org

by eric-news | 2022-11-20 12:28 | PLT日本事務局ニュース | Comments(0)

ERIC国際理解教育センターが2000年以来発行してきた通信、ニュースのアーカイブです。


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